パラシールとは? |
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●ベントナイトによる防水の考え方 | ||
一般的な遮水シート ( PVC, ゴム,
アスファルト系シート ) は、ほんの一部の破損で防水の意味を 全くなさくなります。 つまり、ALL or NOTHING ( 0か1か ) であり、いわゆる “剛” の防水(遮水シート) です。 それに対して、ベントナイト による防水は “柔”の防水(遮水層) といえます。 ベントナイトは、水に触れると膨張して透水性の低い粘土層になります。 ベントナイトの透水係数は完全にゼロでは無く 非常に小さい透水係数(-7乗以下)で厳密に言うと ほんの少し水が通ります。この透水性の低い粘土層は固まらず、しなやかな不透水層を連続的に 形成することで、地盤の変動(沈降・隆起)に追従する “柔” の遮水シートとしての機能を持つのです。 |
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●機能・性能について |
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ベントナイト系防水としての性能 |
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ポリエチレン系防水としての性能 パラシールはポリエチレン( HDPE : High Density Polyethylene )素材を使用。 非常に耐久性・強度に優れ、そして無害です。 廃棄物処分場で採用されている多くはこのポリエチレンシートです。 |
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二層構造防水のシート シート防水材を利用する際に最も問題となるのは、シートのつなぎ目部分の遮水性です。 パラシールは、シートのつなぎ目部分にオーバーラップ (シートの端を20cm以上重ねる)をとり施工します。 これにより、オーバーラップ部分では、水の逃げる道すじが長くなるので防水性が高まります。 この水が逃げる道すじの長さは、他社製品のベントナイト系シートの約30倍にもなります。 また、オーバーラップ(可動可能幅)をとることで地盤の変動(沈降・隆起)に柔軟に対応することが可能です。 |
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パラシールは、ポリエチレンの “剛”の性質 と ベントナイトの “柔”の性質 の両方を併せ持つことで、 遮水シートとして の性能をさらに高めているのです。 |
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◎ ベントナイトの詳しい説明は ベントナイトメーカの株式会社 ホージュンへどうそ → |
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