当社の実績を毎月ご紹介

ベントナイト系遮水シート(パラシール)・ベントナイト土木建設用特殊資材 販売コンサルティングサービス

2004年 3 号
株式会社ムツミ
〒171-0033東京都豊島区高田1-31-3
TEL03-3971-2611(代表)
 

人間以外?のためだけの水廻り=水場づくり
自然環境の保全、復元、創出が叫ばれている昨今、貴重な生物生息空間として
「河川・湖沼における生物生息環境の整備=河川・湖沼のビオトープ」、
「農村環境、生産の場の保全のための水辺=農村・里山ビオトープ」、
「人と自然がふれあえる場の整備=公園ビオトープ」、
「環境学習の場としての水辺づくり=学校ビオトープ」などがさかんに作られるようになってきました。
今回はムツミがかかわった中で「生き物(人間以外)のためだけ」に作れた水廻り、水場をご紹介します。

東京湾野鳥公園(東京都大田区) 大田市場の隣にある広大な鳥のための自然公園で毎年たくさんの渡り鳥が飛来します。野鳥観察なら東京都区内では一番バードウォッチングに最適な公園でしょう。設置されている観察小屋からは、目の前の鳥や淡水池に集まるさまざまな種類の野鳥が観察できます。
8年前に公園内にある淡水湖の水漏れがひどく干潟のようになり、その面積が拡大してしまったために‘ベントナイト系遮水シート=パラシール’を使用し改修されました。池の底全体に遮水性の高いパラシールを敷きその上に土をかけた施工により、淡水湖は野鳥に優しい水辺に再生しました。

小鳥のさえずる公園(東京都豊島区)
静かな住宅街の真ん中にあり、人が入れないように敷地のほとんどが柵で囲われている“小鳥と昆虫のための珍しい専用公園”です。街中なので大きな鳥おらず、名前の通り小鳥が多く集まってきます。

また、園内には素敵な池や水の流れもありますが、これを鑑賞したり野鳥観察を行うためには人は柵の外からのぞきこむようにしなければなりません。鳥を見つけるのはなかなかむずかしく、この公園では野鳥観察の技術となにより根気が必要なようです。

市川共同住宅プロジュエクト
(千葉県市川市)

 
東京湾に近い江戸川河川敷は鳥の生息場所となっています。その江戸川の堤防そばに超高層マンションが新築された際に、堤体内の地下駐車場(堤内の道路と同じ高さ)上の堤防の高台に“鳥のための場所=人工池”も造られました。
人は板越しに鳥を観察できるようになっています。
この場所は地盤が砂地であり安全で確実な遮水シートであること、草が生えた自然な池づくりのため遮水シート上に30cm以上の土を被せる必要がありましたが、‘ベントナイト系遮水シート=パラシール’はこのような現場には最適です。

圏央道日の出I.C修景池(東京都西多摩郡日の出町)
この近辺は大鷹の生息地で工事は大変慎重に進められました。

圏央道日の出インターチェンジにある2箇所のループ内側にそれぞれ造られた浅い修景池は、池の中に石をケルンのように組んで生き物のすみかを作ったり、鳥やトンボの止まり木がありします。 しかし、公園のように人が近寄ることも、ドライバーが運転中に見ることも危てできない、鳥や昆虫のためだけの池なのです。